北アルプスの登山道は、山小屋を中心とした関係者の労力と資金、それらを支援する行政の取組によって維持されてきました。
近年、ヘリコプター輸送費の上昇や登山道被害の増加、コロナ禍など、環境の変化により、これまでの枠組で登山道を維持し続けることが難しくなっています。
そこで、利用者の皆様に登山道維持の現状を正しくお伝えしたうえで、皆様からの協力や参加により登山道を維持していく新たな制度について検討を行っています。
「登山道は誰が、どうやって整備しているんだろう。」と考えたことはありますか?これまで、北アルプス南部地域では、行政機関、民間の山小屋の相互協力により、登山道の維持を行ってきました。しかし、社会環境や自然環境の変化により、これまでと同様の維持が一層難しくなってきています。
そこで、利用者の皆様に登山道維持の現状を正しくお伝えしたうえで、皆様にご参加いただくことにより登山道を維持していく新たな制度を検討しています。
今後も、みなさまに安全・安心して登山を楽しんでいただくために、取組へのご理解とご協力をお願い申し上げます。
「登山道維持への協力」には、実に様々な参加方法があります。
ぜひ皆様のご参加をお願いいたします。
今回の実証実験では、先行して取り組める地域として槍穂高連峰・常念山脈エリアを選定しています。他山域への展開など、今後の取組体制は、実証実験結果などをもって検討していきます。
2022年(令和4年)4月27日(水)〜
頂いた協力金は北アルプス登山道等維持連絡協議会が管理し、協議会が管理する登山道の維持のための資金として活用させて頂きます。
今後も安心・安全な登山を楽しんでいただくため、登山道維持への協力金にご協力ください。
協力金をいただく実証実験について皆様のご意見をお伺いするため、アンケートを実施しています。ぜひ、皆様のご意見をお寄せください。