北アルプス富山県側登山道等維持連絡協議会では、
中部山岳国立公園の山岳部を訪れる登山者が安全で快適な登山ができるよう
登山道等の維持補修や周辺環境の保全に取り組んでいます。

「北アルプストレイルプログラム = 利用者参加制度」は、
持続可能な登山道維持の実現を目指し、
利用者や地域関係者とともに登山道維持に協力できる枠組みの検討を進める取組です。

登山維持協力金の使い道

登山道の維持

北アルプスには複数かつ長距離の登山道が存在しています。
北アルプス北部の富山県側の登山道は、行政機関が管理者となる道や管理者不在の登山道を合わせて国立公園内に約300km存在しており、公共工事による歩道整備や山小屋を中心とした道の維持が行われてきています。
近年、自然災害による登山道への影響や作業人材の不足、施設の老朽化の進行等の様々な環境変化によりこれまでの体制による登山道維持が年々難しくなっていることや周辺の生態系への影響が懸念されています。
今後も北アルプスの山域における登山利用を持続可能に維持できるように登山道の維持に関わる作業や登山道周辺の植生復元や土壌浸食の対策を中心に協力金を活用させて頂きます。

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北アルプストレイルプログラムについて

北アルプスの登山道は、山小屋を中心とした関係者の労力と資金、それらを支援する行政の取組によって維持されてきました。
近年、ヘリコプター輸送費の上昇や登山道被害の増加、コロナ禍など、環境の変化により、これまでの枠組で登山道を維持し続けることが難しくなっています。そこで、利用者の皆様に登山道維持の現状を正しくお伝えしたうえで、皆様からの協力や参加により登山道を維持していく新たな制度について検討を行っています。